制作進行十人十色

こんにちは。某アニメ制作会社に制作進行として入社しましたシュンです。

 

就活後、やる気に満ち溢れブログを作り、人を掻き集めて就活連載などを実施してから、その後音沙汰なくぼぼ半年が過ぎました。 

ネタが尽きたこともそうですが、個人的にしたい事を優先した結果、放置してしまいました。

 

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この半年間は、所属していたサークルのいくつかの公演会や知り合いが企画した学生ミュージカルに出演したり、入社前に仲良くなった同期との旅行や海外一人旅、引越しなど、その時にしかできないことを詰め込んでいました。

だから、後悔はしていません。

 

さて、4月に入社をして早1ヶ月。

このブログのことを忘れかけてた頃に かわい さんが記事を書いてくれて、思い出させてくれました。

今回は

 

 

について、僕の感想を綴ろうと思います。

 

 

入社1ヶ月後の現状

私の入社したアニメ制作会社は、エンタテインメント企業グループの傘下で、新規IP創出をモットーに軸を据えた企業です。

 

入社後は、座学やマナー研修、グループ企業合同研修など、詳細についての記載は控えますが、

時間と資金が多く費やされた新人研修

を受けています。

ほぼ実務に関わることはありません。

それが5月の上旬まで続きます。

 

平成最後のGW中に当記事を書いているのですが、想像もしていなかった10連休を戴き、働くつもりでいて空けといた真っ白なスケジュールを埋められずにもどかしい気分です。笑

 

他社の制作進行と触れ合ってみて

4月の半ばの休日に、当ブログメンバーの かわい が企画した新卒の制作進行の交流会が吉祥寺のパーティスペースで開かれました。

かわいさん、さすがです

様々な種類の制作会社の60人程の新卒進行が集まり、軽く自己紹介や、お互い研修状況など話すなどしていました。

 

アニメ制作会社のタイプ

交流会する中で、アニメ制作会社のタイプの違いについて、改めて実感しました。

・  "製作"に重点を置く制作会社

・  "制作"に重点を置く制作会社

"製作"に重点を置く制作会社

一見、語義的に矛盾してるように見えますが、自己出資、自己制作の両義的な意味合いで表現しました。つまりは、製作委員会に対する自社出資比率を高め、権利を多く獲得し、自社やグループ企業が主導的に2次展開をしてこうという制作会社です。

 

こっちのタイプの制作会社の進行の研修は座学中心で比較的長く期間がとられており、実務に関わるのが遅めです、

 

"制作"に重点を置く制作会社

こちらは意味そのままで、アニメ制作に優れている会社です。委員会を組織し出資を受けて、いいクリエイターをキャスティングし、個性のあるアニメを作ります。

 

こちらの新人制作の研修は、聞いたところによると入社してすぐ~1.2週間で現場に配属され、実務を身体で学ぶそうです。

 

大雑把に2つに分けましたが、それぞれのタイプの会社にメリットデメリット、また、就活生向けに言うと向き不向きがあるな、と感じました。

製制作会社は、ビジネス強め

制制作会社は、クリエイティビティ強め

 

製制は、資金力故に二次展開を見据えた自社主導の企画作りや制作体制に少し余裕を持てる一方で、ビジネス感が強い故に、創作性優れる若いクリエイターからの人気に弱く、制作会社としてのブランドが弱い傾向にある。

 

制制は、逆で、資金力が弱いため制作現場が恒常的に燃え上がり、その上制作後は自社主導でそのIPの展開をしにくい。一方で、優れた若いクリエイターが多く、映像としてのアニメに個性が現れ、制作会社としてブランド力がある。傾向にある。

 

だからこそ、新人の育成方法に、さっき言ったような差が生まれるのかなと思ってます。

 

あくまで個人的な推論です。笑

 

なんか会社ごとぽさがある

新卒進行と雑談していると、"どの会社うけた?どこ受かった?"みたいな話になることがあるのですが、やはり聞いてみると、"受けた会社.受かった会社"と"その人"にはどこか似通った雰囲気、ぽさがあるなと感じました。笑笑

 

その上で僕自身に、所属会社とにどこか共通した"ぽさ"あるのかと言われると、よくわかりません。

同僚から"うちの会社より、(別会社)ぽい"と言われることもあります。何を期待されて入社したか、そもそも期待されてるか怪しい現在です。

 

まだ、配属すらされておらず、自分が今何になりたいのかも以前不明です。 会社に入って研修を受けるにつれ、余計わからなくなってます。

 

もしかしたら、会社の事業領域が他と比べて多い企業だからこそ、新卒社員が適性、強みを見つけて様々に分散して活躍してほしいのかもしれません。

 

話数の担当P

先ず、進行の多くがキャリアの中で最終目標とする"プロデューサー"(以後略:P)という職種は実は存在しないというお話。これは、研修で伺ったお話。

肩書きはあくまでPなのですが、Pの仕事内容は画一的ではなく十人十色らしいです。

クリエイターに顔が利くP、お金集めが強いP、音楽に強いP、業界外に顔が利くP、作品に強いP、オールラウンドなP…  まだまだ色んなPがいると思います。

そして、それぞれのPは前提として強みがあり、それの結果として形式上P肩書きを名乗っている、信頼されているのであって、

漠然とPを目指すということは、とても空虚なことだなと感じています。

 

僕ら制作進行にフォーカスして考えると、制作進行は担当話数のPとも言えると思います。

制作進行次第で、話数のクオリティやクリエイティビティが大きく左右されるという話も伺いました。

 

まずは話数の担当Pとして、実務をしっかり仕事をこなせるようになった上で、僕がどんな強みを活かせるか、簡単ではないですが一先ずそこで、

そこに至ってやっと、制作進行、話数のPになれるのかなと思います。

 

そのために

目の前の"好き、楽しい"にアンテナ張って、直向きに斜め上を目指して走っていきたいですね。

 

 

 

 

 

シュン

twitter:@shu_maj